降水確率50%、ワイトモヒカンに落ちる雨粒

羽田空港に出勤。
7時20分に家を出た。
降水確率50%の空は、雲が低い。
ポツン、雨粒がワイトモヒカンに1つ落ちた。
次の雨粒まで1分かかった。
これから10分、バス停までもってくれよ〜


草木の葉を打つ雨音が微かに聞こえて来た。
ワイトモヒカンには、10秒に1粒落ちてくる。
うーむ、このままこのまま。


バス停まで5分。
ワイトモヒカンに毎分1粒。
このまま上がってしまえ〜


1分後、屋根を叩く雨音が聞こえて来た。
次の瞬間、ワイトモヒカン上の木の葉がバチバチと鳴りはじめた。
うわーっ、本降りだーっ。
300mほど先の東急の看板が霞んでいる。
路面10cmは、跳ねる雨で白い。


仕方なく、二つ折りの傘を取り出して、取っ手のボタンを押した。
開いた傘をワイトモヒカン上にさすと雨がバチバチのチの字が聞こえないくらい激しい音を立てた。
それ以外の音は何も聞こえない。
うるさいというより、むしろ静寂。
単音内の静寂。
何故か、意味のわからないロシア語が飛び交っていた長崎のネットカフェが浮かんで来た。
脳っておもしろい。
似た感じの記憶を知らぬ間に調べて目の前に示して来る。


酷くなる雨を傘で凌いで、きっちり5分後にバス停に着いた。
ふぅ〜、たいして濡れずにすんだ。


今日は全国似たような天気らしい。

仕方ない。小言いうのはやめよう。
( ̄ー ̄)