乃南アサ「ドラマチックチルドレン」読了


実在する施設の話。
引きこもりや非行の少年少女を預かって共同生活しながら立ち直らせる施設で繰り広げられる心と心のぶつかり合い。
登場人物は、その施設を立ち上げ運営している若い夫婦とそれを支える協力者達、そして子どもたち。


3人の子どもの親として胸が痛むシーンもある。


人間って何だろう?とこの胸に問いたくなる。


人間社会ってこれで良いのか?って問いたくなる。


折しも、昨日までNHKがヒューマンという特集を放送していた。
この番組の意図するところはこの本とは全く違うんだけど、人間の歴史とその歪みという関連性で両方がとても面白く経験できた気がする。


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