心を支配する「なにものか」の恐怖

高見「素直」がパチンコ店に放火した。
4人死亡、19人重軽傷。
犯人は41歳の無職の男。
「誰でもよかった」、「通り魔的に人を殺したかった」
「借金があった」、「人生に嫌気がさした」と言っている。
同じマンションに住む人たちのコメントは、
「怖いという印象は無かった」、「エレベーターで気さくに挨拶する人だった」
「まさか同じマンションにああいうことをする人が住んでいたなんて」
驚くよね。
怖いよね。
自分のマンションにも、会社にも、しでかしてしまう人が、もしかして、居る?

普通の人が、衝動的に無差別殺人。
犯行を思い立って実行するまでに犯人はどれくらいの時間を使ったのだろう?
青いバケツと赤いタンクを買い、ガソリンを買って現場に行ったわけだから、
少なくとも1時間程度は経過したんじゃないかと思う。
人は1時間もの間、衝動的で居られるんだろうか?
思えば、秋葉原事件でもフツーの男が下見を繰り返した挙句、トラックを
レンタルし秋葉原へ行って周辺を走り回り、ある時一気に実行した。
この場合は少なくとも数日間もの間、衝動的状態を続けていたことになる。

衝動は続かない
心が何かの精神要素に支配されている状態が続いたんだ
その状態では平常とは異なる物の見え方や判断が起きるのだと思う
犯行直前に極限状態となり、逃走中に心を支配していた「なにものか」が
徐々に或いは急速にしぼんでいくのだろう。
一晩過ぎメディアの騒ぎを見て、しでかしたことの大きさを目の当たりにする。
心で「正気」と「なにものか」がせめぎ合う。
ここで道が分かれるのではないか。
うちひしがれる者。
心の被支配状態が解けないまま無感動・無表情となる者
心の支配するものが次の段階に進み、更に凶暴化する者


「なにものか」はネガティブな精神要素(怒り、悲しみ、焦り、妬みなど)
が心の中に育ててしまうんだと思う。一言で言うと「狂気」。

どんなことが起きても、「なにものか」に支配されない健全な心の器を
持ちたい。

子供の頃から心の器を健全に育ててあげなきゃ。
capは応援する。
「なにものか」に支配される前に、ここにおいで。
子供の成長に悩む人も、ここにおいで。

「気を楽にする」ことが正常に戻るきっかけになるんだよ。