突然蘇る記憶

100円ワンコインのオフィスグリコでキャラメルを買った。
「1粒で2度おいしい」のキャラメル・アーモンド。
1粒食べたら幼い日の記憶がよみがえった。
いっぺんに2粒か3粒をほお張ってもごもごさせた。
両の頬にキャラメルの形が出てしまう。
口中にその甘さが広がって欲しいと願ったような気がする。
それがけっこうお気に入りだった。
ひょっとしたら兄や妹に取られるのが嫌で、早く食べてしまいたかった
のかもしれない。


それにしても脳というのは、その奥底で勝手に動いてるよね。
意識が欲しがっているわけでもないのに、突然むかしの記憶を意識の世界に
持ってくる。
これも一つの機能なのかな。
生命はこの機能で危険を回避したり、飢えを凌いだりして来たのかも。