錯視

ウォーキング中に電柱に視界を遮られる前に一瞬見えた人の後姿。
老若男女いずれもはっきりしない。
だけど、魅力的な女性だったかもしれないという思いが浮かんだ途端に、
その後姿の残像が魅力的な女性に変わった。
いざ、電柱が視界から消えた時、改めてその後姿をじっくり見てみると、


おじさんだった。


いかんいかん。
欲求不満か!?><


人間って見たいものを見てるんじゃないかって気がしてきた。
いやいや、見たくないものも見るに違いない。
お化けとかね。


ありのままに見るって、実は訓練が必要なんじゃないだろうか?
感情にふたをして、網膜に映ったプレーンな像をそのまま再現する。
きっと、見た瞬間はプレーンなんだろう。
でも次の瞬間、脳は加工するに違いない。


脳は常に潜在的感情というノイズに汚染されているんじゃないだろうか?