原田芳雄が亡くなった
原田芳雄は、映画撮影中の5月に体調を崩し、僅か2ヶ月で他界してしまった。まだ71歳だった。
5月時点の映像では、健康そうに見えている。
人間の身体って、ある限界を超えると一気に崩れ始め、それを止めることはなかなか出来ないんだろう。
精神状態が体調に反映されるという。
前向きな人は病になりづらいし、病からの回復も早いという。
アルツハイマー病と診断され歩くのもままならなかった人が、毎日の散歩によって復活したという。これも精神状態も反映か⁈
原田芳雄は、最期まで前向きだったらしい。でも彼の心の中のことは誰も知らない。きっと、最期まで心の中に葛藤があったはず。
妻のこと、子供のこと、両親のこと、友人のこと、女性達のこと、自分自身を振り返り、これまでの積み重ねとこれからの生きる道を天秤にかけることもあったんじゃないか。
そして、最終的に「ネガティブ」に負けてしまったのかも知れない。
死は突然やってくる。原田芳雄の場合、死の影が忍び寄って本人もそれに気付いて戦ったケース。戦いに勝って欲しかった。
ネガティブは負の心。
負の心は、時に重くのしかかる。
時に無謀な行動を引き起こす。
こいつから解き放たれるには、どうすればいい?
PS:宮尾すすむもこの7月に亡くなった。