大野城ハイキング(3)

大野城の城門跡は圧巻だ。土塁と石積みの壁に囲まれ森の中にひっそり佇んでいた。
1350年前の人々の息遣いが聞こえてきそうだ。
白村江の戦いに敗れ政庁を海辺からこの地に移し、水城と二つの山城を造った。半島からの敵襲来に怯えた我々の先祖は、ここで肩を寄せ守りの体制を固めたんだ。


少し下ったところに岩屋城跡がある。
大野城築城から約900年後の戦国時代に、島津と大友の戦の中で、大友方の高橋紹運が7百の兵と共に壮烈な討ち死にを遂げたらしい。


いやはや、この地は昔から要衝の地だっただけに人の血も多く流されたわけだ。