派遣労働者問題から僕の暮らしたい日本に、、、

2009年に派遣労働者が大量に解雇された。それまでホームレスと言えば、50歳以上のくたびれた老人という固定観念があったが、この時から若いホームレスが激増した。
大学新卒ですら就職できない時代だから解雇された派遣労働者には再就職先などあろうはずも無く、寮に住み込みだった者はその日から寝る場所も失ってしまったんだ。


正規社員達は憂き目にあった派遣労働者らに対して冷たい視線を送る。彼らには厳しい就職戦線を勝ち抜いたという勝利者の自惚れがある。そのため敗者に冷たいのだ。


それはさておき、解雇された派遣労働者の働き口もさることながら、年老いた父母の介護の果て、父母の死亡後にその年金支給を絶たれ、無収入になった人々をどうするか、という問題もある。
彼らが働く場所も必要だ。


月12万あれば、何とか生きていける。
まずは、その程度の収入を確保できる雇用を作ることが必要だろう。


後は、グローバル経済の影響をまともに受ける大企業の業績次第で簡単に切られる派遣労働者にならないよう個人が気をつけなきゃだな。馬鹿らしいだろ、自分に関係ないところでやってる経済競争のあおりを食うなんてさ。


経済はどうなって行くと思う?
今の経済は、強い者だけが豊かに生きて行けるもので、貧富格差は拡大するばかりに見える。大きな社会問題として捉えている人も多いはず。


もう10年以上自殺者3万人超が続いているんだ。
ホームレスも増えるばかり。生活保護受給者もそうだ。


弱者はどんどん増える。
日本の人口はどんどん減る。
そして一部の人間に富が集中する。
そうなると、何が起きると思う?


国が荒れるね。
安全安心神話は早い段階で過去のものになってしまう。




僕が暮らしたい日本は、
衣食住に困らず、
働く場所があり、
仲間に囲まれ、
素晴らしい技術で作られた製品を買うことができ、
世界各地の優れた文化に触れることができ、
多くの人種が共存し、
競争の結果による富の偏在が制限され、
その切磋琢磨されたものの恩恵を人類あまねく享受でき、
働きたくない者でも最低百日の労働を科せられその代わり最低限の生活を送ることができる日本。