急いでいる時の電車トラブル

次の駅で乗り換え。乗り換え時間の余裕は1分しかない。
なのに電車は出発しない。

しばらくして異常を報せるブザーが鳴ったためしばらく停車すると、放送された。
心中少しざわめいた。初めて試す乗り換えルートなのに、、、


イラ


イラ


体調不良となった乗客が居たと放送があった。この時点で心が晴れた。
仕方ない。東京の通勤電車ではよくあること。それに時間には余裕を持って出たから大丈夫。


電車は出発したが、すぐに停車した。今度は赤信号のためだ。
そうだな、この電車がダイヤを乱したんだから、コントロールされるの当然だよな。と納得。


走り出して、すぐにまた停車した。次の駅の直前の停止信号らしい。
日本の電車は安全安心だなぁと感心した。中国だったら怖いよな。


発車してすぐに車両が大きく横に揺れた。この時、斜め後ろに立っていた女子高生に左足の小指辺りを激しく踏まれてしまった。きっ、と刺す様な痛みが走り、思わず「痛っ」と声が出てしまった。


女子高生はと見ると、まるで気付く素振りもなく、自分の態勢を立て直すことに集中しているようだった。当然、謝る言葉は出て来なかった。
このへんが地方の女子高生との大きな違いだよな。ま、いいか。
と、文句の一つも出ても良さそうな心を抑えた。


なぜか平穏な心でいられた。
少しは成長したかな。と、心で納得した。