別冊日経サイエンス「心と脳のサイエンス」読了


特集の「赤ちゃんパワーが親脳を育てる」という目立つ赤文字に惹かれて衝動買いした。
海外の文献を忠実に翻訳したもので、日本人にとって読みやすい文にはなっていない。欧米人が好むのか劇的な表現が多くて正直辟易した。
読み切るには相当な我慢が必要だなぁ。我慢というのは、雑念が入らないように集中を切らさないということ。集中出来ない本を読んでいる時は、雑念が次々と浮かんできて結局そこに書いてあることが全く印象に残っていないよね。


内容的には、まぁまぁ面白かった。
人間は自分の家族を持つことによって、心も身体も変化するということが学術的に証明されたらしい。
そんなこと経験的に明らかだけどね。


女は、強くなる。そう一人では生きていけないか弱い存在だったのが、子供産み育てることで不安に対する耐性が強くなる。それは、脳が変化することによって起きるそうだ。
緩慢だった動作や判断が素早くなるらしい。リスクに対する感性が高まると同時に大胆さも強化されるらしい。


男は子供を育てることに喜びを感じるらしい。それも脳の変化によって起きるそうだ。


そういう変化を始めとして赤ちゃんがもたらすらしい。


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