久々の読書、有島武郎「或る女」読了

この本はi文庫HDというアプリで無料で読めるデジタル書籍です。著作権フリーに成っている本です。
大正初期の頃の時代に生きる女性を中心に描いてる。
capが驚いたのは、後編のちょうど真ん中辺りに、「溺楽」という熟語が出ていることです。
capが陥った溺楽症候群。この命名はcapオリジナルだと思っていましたが、そうではなかった。


美しい女が富と放漫な生き方を求める余り、世間離れした浮いた生活を続けて行く。
その結果は、人々の誹謗中傷を生み出し、それに反発するうちに心のバランスを失ってゆく。
更に驚いたのは、この女性が今で言う統合失調症に成ってしまうこと。
まるでcapとcap家族に起こったことにだぶってしまう。


この本との出会いはcapに何をもたらすのだろう。
警告かな。
激励かな。