性根について

人の本質という時一体何を持って本質と言うのだろう。
「根は優しいんだけどなぁ」という言い方ががよく使われる。
それはつまり、根以外の部分に良くない点があるいうことだ。

短気で喧嘩っ早いとか、性にだらしないとか、足が短いとか、太っているとか、不細工だとか、、、
こうやって、とかとか並べて気付くのは、とかとかは全部目に見えるということ。
根=性根は見えないものなのか?
それともなかなか表に現れないものなのか?
滅多に見せない優しさとか、愛の深さとか、、、


例えばレ・ミゼラブルの盗みを働く時のジャンバルジャンを見て、根はいい奴なんだが、、、と口にしたとする。その後にどんな言葉が出てくるだろうか。それは悪いを表す言葉だろう。

根はいい奴なんだが、、、何々ししたのは悪い。と言うのが自然だ。
根は良くても極悪人。
根は良くても非道な奴。
根は良くても変態。
、、、
根は良いんだから許してやろう、、、なんて風にはならない。
悪い事ばかりが出てくるのならやっぱり根も悪いのだ。
だから人は性根を良くしないといけない。
表面を取り繕っても根本的改善にはならない。


性根は何才までに決まってしまうんだろう。

多分物心つく前に粗方決まるんだろうな。
喜ぶ、悲しむ、人を思いやる、良し悪しを感じる、、、
価値観の原型が出来るんだ。


人の本質って、物心が付くまでに固まる心の下地のこと。って言って良いのかなぁ。
それでは性根=本質を良い方向に変える事は出来るだろうか?
逆に悪い方向に変える事は出来るだろうか?
両方とも難しいだろうな。


性根の悪い人が良い人の振りをすることは出来るだろう。
多くの場合はすぐにボロが出るに決まってる。
でも訓練を重ねることでボロを出さなくなる人がいる。
これを見抜くにはどうしようか?
多分観察だけでは見抜けないな。
ならば、会話をすることだ。性根を試す会話を。
白黒が不明瞭な話題が良いのでは、、、