DVD 『ノア(約束の舟)』と『LONE SURVIVOR 』

ノアは、キリスト教イスラム教の源流にある神話の物語だと思う。あまり自信が無いが。
人間が穢した地上世界をリスタートする為に、動物の雌雄一組を舟に乗せ、大洪水を起こして舟以外の動物を全滅させるというあの有名な神話だ。
私の心には何も響かなかった。
神をクリエイターと呼んでいるのが印象に残った。
ハリーポッターハーマイオニーが若い娘を演じていたのも印象に残った。
クリエイターは残虐な存在だと思う。この宗教は恐怖によって人々を支配するものだと思う。
日本の神々とは全く違うものだ。


LONE SURVIVOR は、アメリカならではの映画だ。タリバンと戦う兵士達のBased on true storyだ。
リアルで重い。痛い。
アメリカにはこういう映画が必要なんだろう。
戦いが必要であること。
兵士達は勇敢であること。
人格は勇敢よりも大切であること。


今の世界には戦いが充ちている。
日本はかつて世界を敵に回して戦って祖国を灰にした。
二度と戦争を起こしてはならないと明確な意思を持つ国になった。
だが、皮肉なことに自国軍の必要性は高まっている。


国は品格が最も重要なものだと思う。
人間と同じだ。
まずは、品格。
次に、勇気。
そして、能力。


人間も国も必要以上の競争をしてはならない。
競争にはノーサイドという概念が必要だ。
相手を敬う心だ。
全世界は競争の真っ只中に陥っており、結果として戦いが不可避な状況だ。
力のある者が他を圧倒している。
品格が無い。
引く勇気が無い。
戦う能力だけを頼りにしている国がある限り、この世界に平和はやって来ないだろう。


我々日本人もそういう世界に生きている。
だから軍は必要だ。必要悪だ。
できることなら、日本が平和世界のリーダーとなって欲しい。


日本人の美徳が世界に広がって欲しいものだ。