九州国立博物館で「聖地チベット展」

キューハクって、どう見てもなんかの動物だよね。ガメラかなぁ?

黄金をふんだんに使った神々の像が中心だったように思う。
この展示を観ただけではチベット仏教密教の関係がよくわからなかった。
当然だよね。そんな簡単に分かるわけないよ。
まず、馴染みの無い神々の名前、時代背景、地理的な位置関係、そもそも
インドの仏教とチベット仏教は何が違うの?
チベット密教は仏教にどんな影響があったの?
中国への仏教伝来に何か関係があるの?
日本への仏教伝来にチベットの色は反映されているの?
こんなことが分かってないから、神々の像の姿、精巧さ、そういうこと
だけを観賞させてもらった。
もっとも、音声ガイドを利用したり、もっとじっくり時間を掛ければ少し
は理解できたかも。
チベット建国の歴史にも興味があるんだけどなぁ。

ところで、会場では面白い企画が有りましたよ。
入ってすぐにおみくじの様なものを引かせてくれる。
5つの色(赤、青、緑、黄、白)の中から一つ選ぶと、
その中にあなたの守り神が出てくる。
capの守り神は「ヤマーンタカ」。知恵をもって悪を倒す神らしい。
「知恵をもって」というところが気に入りました。

さてさて展示で印象に残ったのは、女神が多いこと。
しかも、乳房や腰のくびれなどが写実的に表現されていて、
なまめかしい。修行する男達を支援する女神の像がセクシーでしたね。
父母立像は父と母が面と向かってハグしている像。
よぅく観ると腰が密着しており、母の足が父に絡みついている。
これは「知恵」と「慈悲」の融合を表しているらしい。
だけど、参拝者に見せる像には下半身に布が掛けられている写真があって
これでは、この像のほんとの意図に布を掛けちゃってて理解に苦しむなぁ
というのが正直な感想。
密教というだけに、シャーマニズム、呪術の宗教だろうと思うんですけど
修行の果てにセックスがあるというのは、capの理解を超えちゃうね〜。
capの偏見かなぁ。
これの真意は何でしょうね?
国力を強化するには人口を増やすことが基本的条件ということで、産め、
増やせ、という意図でもあるのでしょうか?
厳しい自然環境の中で、きっと寿命も短いはず。
だから次々と産むしかない。
そんなことをむにゃむにゃとなんとなく考えたcapでした。
天満宮参道を上がりきった左手の寺田屋梅ヶ枝餅を土産に買って
博多への家路をチャリング。
往復2時間のチャリングで、いい汗かいて、缶ビール1本で疲れを癒して、
ぐっすり朝まで爆睡。まずまずの一日。(笑)
今日の朝食だよ。