公園で起きる器物損壊事件

1)モスキートーンでたむろする若者撃退⇒公衆トイレの便器を壊された!
⇒東京都足立区北鹿浜公園 女子トイレ
 試験運用開始してすぐに事件発生。
男子トイレ側に設置したらしい。女子トイレ側では聞きづらいのに、
壊されたのは女子トイレの便器。バットを叩きつけたような感じらしい。

2)防犯機能付き自動販売機を壊した。19歳の少年、監視社会に反感。
⇒愛知県豊橋市

この2つの事件には共通点があるんですよ。
犯人が若いということと、動機が反感ということ。
しかも、その反感が行政側の仕掛けによって触発されていること。
片やモスキートーン、片やカメラ等。

いずれも、その場にふさわしくない人間をその場から排除しようという目的の
仕掛け。

前者ではそこに集まる若者達が、社会から除外されようとしていると感じる
のではないかなぁ。
疎外感。
煽られる孤独感とでも言おうか。
行政側には、まぁ、モスキートーンで若者だけを排除しちゃおう!ってという
軽薄な意図を感じる。
これでは若者の逸脱した行為を抑えるどころか逆に誘発してしまう。
彼らの満たされない心を癒すどころか逆なでしているって感じ。
集団であることが相乗を生み出して行動をエスカレートさせたかも知れないね。

防犯機能付自動販売機を壊した少年は、町に設置されている防犯用監視カメラ
を壊したり落書きしたりということを以前からやってたらしい。
これも反感に違いないけど、モスキートーンの若者達とはちょっと違うかな。
単独犯だしね。若者達をターゲットにした仕掛けじゃないしね。
でも、こちらも社会からの疎外感・孤独感、将来への不安ということが背景に
あるのかも知れないなぁ。

少子高齢化でこの国の将来を背負っていく人材がただでさえ少ないのに、
教育を含めた若者対策が十分でない現状をcapは憂える。
でもどう活動すればよいのかわからない。
しょうがないから、せめてブログに書くことにした。

行政には若者向けの施策を真剣に検討して欲しい。