心シリーズ(2):あと41年生きる!? 〜人間の特殊能力〜

皆さんは、まだ覚えているだろうか。
この7月の上旬にラクイラという都市でサミットが開催されたことを。


このラクイラサミットの首脳宣言で、先進各国が2050年までに温室効果ガスを
半減させるどころか、更に踏み込んで80%以上の削減を目指すとした。
このニュースに触れた時、ふと思った。
「そうかぁ、あと41年生きなきゃなぁ」
と思った瞬間にまた別の思いが浮かんだ。
「41年か。人間だけだろうな。あと何年生きるぞって思うのは」
と思った瞬間にこの記事(下書き)を書き始めた。
そう、人間って、将来に対して決意できるんだよね。


他の動物や植物はその瞬間を積み重ねていくだけ。
生きることが厳しいから研ぎ澄まされた感覚を持っている。
微妙な変化を感じ取って対処していく。


一方、人間は次の瞬間を予想できるんだよね。
そして予想通りだったかを知ることができる。
予想が外れたら、なぜだろうと考えるし、予想通りなら更に次を予想する。
しかもこれを無意識にやっている節がある。
「ふと思った」、「イメージが浮かんだ」
これって脳が勝手にやってるんだよね。


脳は自然現象
体内や外界から刺激を受けて勝手に喜んだり、悲しんだり。
身体を動かしたり、声を出したり、何やらイメージを浮かべたり。
この中で人間特有な現象はイメージを浮かべることかな?


う〜ん、唐突だけど、ここに進化というか適応する生物の秘密が潜んでいる
んじゃないかなぁ?


外から刺激を受けて傷ついたとして、
皮膚が破れ血が流れる。
ばい菌が侵入する。
免疫細胞がそれらを撃退する。
血を止める。
元通りに治す。
絶え間なく同じ部分に刺激を受けると、元に戻ることなく形が変形する。
そう、刺激を受けても傷つくことが無いように。
その変形情報が遺伝子に組み込まれる。
こうして環境に適応した情報が遺伝していく。
これは植物も同じだろう。


こころの誕生にどういう必然があったんだろう?
う〜ん、面白いね「人間」。
でも心の原型は植物にもあるかも知れないなぁ^^