製造業労働力について

製造業労働力の諸問題の中で次の問題について考えてみた。
・高齢労働者の処遇問題(賃金)
景気動向に左右される仕事量の変動にどのように対処するか?


今や年功序列型の賃金体系の会社は少数派だろうと思う。
年齢・年季による賃金序列ではなく、スキルベースの賃金序列とするのが
いいよね。
高齢だから、叩き上げだから給料も高いでは納得いかないでしょ。
より高い給料を手にするための機会を平等にするのがいいよね。
高齢であってもスキルを持っていさえすれば、働けるという労働環境を
実現して欲しいなぁ。

いま時の60歳の労働力は20歳の労働力より劣っている部分は殆ど無い
んじゃなかいかな。
そろそろ定年だぁ。「自分にご苦労さんって言いたい」なんて言う様な人では
労働力は落ちるかも知れないけど、殆どの人は「まだまだ働ける」と思って
いるよね。そういう人は労働力はそれほど下がらない。
むしろ若い人には出来ないスキルを身に付けられるかも知れない。

もちろん体力ダウンで出来なくなることも有るでしょう。
それはドライにスキルダウンとして評価するしかないね。

給料はスキルによって上がる。だから、勤勉な人などはあるところまで給料を
上げることが出来る。
中には、特殊技能により賃金の壁を破る人も出てくるでしょう。
それは労働者としては励みなることだと思う。

労働者のモチを上げるにはスキルが細かく分類されていることが望ましいだろうね。
経験値も加味されるとより良いだろうな。
経験=年齢ではないよ。ここを間違うとチャンス平等が崩れるからね。


次に景気の変動による総仕事量の減にはどのように対応するか?
今回の同時不況のように全体の景気が落ち込んでしまう場合はどうするの?
これは首を切られるより、賃金が下がる方を選ぶ方が良い。
と労働者は思うでしょう。
だからワークシェアリングするしかないかなぁ。
5時間ずつで交代するとかね。


最後に、
ものごとこんなに簡単ではないけど、基本はこうだという共通認識が国民全体に
展開できるといいよね。
いまの時代、そういう「見える化」が政治に求められていると思うね。