旅・長崎・初日(3)

いよいよ、ドキドキするネットカフェ宿泊体験。

新地の中華街にまっすぐつながる西浜通りベローチェを出て、賑橋(ニギワイバシ)のラックネットに入ったのは9時5分前。
9時からナイトパックの受付開始だ。
その一番手を狙った。
狙いは当たった。
会員登録を済ませ、明日朝5時までの8時間990円のナイトパックを無事ゲットした。
ふぅ、とにかく寝場所は確保した。
外出していいか?と尋ねると、原則、外に出るイコール精算だと言う。
ま、いい。はなから外出する気はない。


フロア内はきれいだった。気になる匂いも無い。
部屋は幅1m奥行き2m程度。
天井はオープン。
身長2mなら頭が上に出るだろう。
通路とマイルームを隔てるドアの幅は50cm程度。
内開きで高さ30cmくらいから下が開いている。
つまり、足元は通路から丸見えだ。
パソコンとリクライニングソファーが、で〜んと鎮座している。

さっそく、情報機器達の充電を開始。
新大工の商店街で買ったバナナを1本食べる。
ちょっぴり固く、甘さ控え目だ。
4本50円だもん、文句無し。
梅干し2個で酢酸と塩分を補給。


残念ながら、ここにはシャワーが無い。
昼間汗だくになった身体と頭を洗うことが出来ない。

やることは一つ。もう寝る!
10時就寝4時起床。5時にはチェックアウトする。

うとうとしてると、静かな店内に聞き慣れない言葉の会話が響き渡った。
どうやら、ロシア系の異人達だ。
声色から6人程度と分かる。
彼らは1時くらいまで居た。
何しに来たかって?
ふんっ、スカイプで国の人間と話しに来たんだよ。
時に大笑いを交えてさ。


店員も日本人客の誰も注意しない。

それどころか、両隣からは寝息が聞こえる。
不思議なもので、声が明瞭に聞こえても意味がまったく分からないから、寝る妨げにならないんだ。

これが日本語だったり、ぼそぼその小声だったら気になっただろうね。

浅い眠りから目覚めたのは4時半過ぎ。


やばっ、30分の寝過ぎ。
慌ただしく、充電が完了した情報機器をバッグに詰め込み、着替えを済ませてチェックアウトカウンターに着いたのは5時丁度だった。


精算は初回登録料と合わせて1140円。
安ーっ。o(^-^)o

トイレで、ひげ剃り、歯磨き済ませて、
さぁ、旅中日の始まりだ〜(^O^)/