東京タワー:オカンとボクと、時々、オトン 読了

このGW中に読みきろうと思っていた東京タワー、昨日、日曜日を残して読み終えた。
リリーフランキーの文字の世界には、飾りの無い自然な心の声が綴られていた。多くの人の心に響いた。本で泣いてTVで泣いて映画で泣いた人も多いだろう。


オカンはママンキーと呼ばれていたことが書いてある。フランキーが媒体となってママンキーを中心にした人の輪が出来たんだと思う。九州の素朴で明るく、自分より息子を、自分より息子の友達を大切にするオカンが多くの人達の心に残ったというのはすごいことだと思う。


したくてもなかなかできない親孝行。
心をじゃらじゃらと洗われて、見て見ぬふりをしてきたというか、蓋をしてきた両親に対する何か後ろめたい思いを白日の下に晒されてしまったような気がする。
泣けるのだが、では行動に移せるかというとなかなか難しい。
このまま親孝行できないまま、時は過ぎてゆくような気がする。


母は、屋久島に居る。去年、家族五人で訪ねることが出来たのは久々の親孝行になったと思う。
この母に、月一に電話することにしようか。そんなことも今までやって来なかった。反省!


父は、鹿児島の姶良町に居る。母と同じく、去年久々に家族五人で訪ねることが出来た。
これからは、やはり月一に電話することにしよう。


自分の電話が、いや自分との会話が母と父のそれぞれの人生に何らかの好影響を及ぼすことになれば嬉しい。