つづき

九十九島を眺めるのはどこが良いか?ってことで、チョージョとジージョがしゃべっていたが、どうもうまく噛み合っていなかったようで、弓張に行くと思っていたら、亜熱帯動植物園に行く雰囲気になり、それも怪しくなって、結局着いたのは展海峰だった。
展海峰からの眺めは、なかなかのものだった。足下に広がる海に所狭しと浮かぶ島々。海面を渡る風が作る縦縞の波。養殖いかだの辺りの海のきらめき。山から海へ伸びる巨大生物の掌の様な山の畝。遠く霞んだ西の向こうには平戸島屏風岳が展望できた。

眺望に目を奪われていると、ホーゥホケキョと聞き慣れたさえずりが耳に飛び込んで来た。そう、うぐいすだ。
「これって、うぐいすだよね?」「そうそう、うぐいすだよ。ほととぎすじゃないよね。」「うーん、家康とか、言うじゃない、鳴かぬなら鳴かせてなんちゃらって。あれはほととぎすよね?」「そうそう、信長、秀吉、家康の前で鳴かなかったのはほととぎす。だから、ほととぎすの鳴くのってあんまり無いんだよ。だから、いま鳴いてんのはうぐいすに決まりだね。」「綺麗な声の場内放送の女性をウグイス嬢って言うくらいだから、この綺麗な声の持ち主はうぐいすに決まってる。」ってことで、うぐいすに落ち着いた。(^_^;)
ね、うぐいすだよね?


展海峰を下りて近くの白浜海水浴場に足を伸ばした。何のこともない海水浴場だった。「ここより駐車場の向こうの海の方が面白そうだよ」と行ってみると、そこは誰もいない小さな入江だった。海に伸びる山の畝の新緑が美しく、静謐な海面に反射する姿が見事で、ジージョが写真を撮っては「見て見て!」とチョージョに見せていた。

一旦、チョージョの家に行き、19時からのカラオケパーティーに備えることにした。
チョージョの玄関で右の靴を脱ごうとしたその時、ビリリッと嫌な音がした。うわぁっ、なんてことだ。靴底が剥がれていた。そして僕は途方に暮れた。(^_^;)
この時のチョージョとジージョの対応が素早かったなぁ。玉屋に行けば靴の修理屋さんがある、とチョージョが、たった今車庫入れしたばかりのミニクーパーで玉屋に行ってくれた。
ほんとに頭が下がります。


そしていよいよ本日のメインイベント。カラオケパーティー
早岐署横のカラオケハウスに集まったのは全部で7人。
ハウステンボスの仕事を終えて駆け付けたサーンジョと、チョージョ、ジージョとcapのほかに、ヤスさんとセイコと会長の3人。みんなハウステンボス繋がりだそうだ。
詳細はジージョのブログ(苺ichie)に任せるとして、まぁ、とにかく汗と笑いのあっという間の5時間だった。

こういうカラオケならストレスはバッチリ吹っ飛ぶなぁ。そう思った。大満足だった。
サーンジョの飲みっぷりには驚いたなぁ。


18日はこうして19日を跨いだところで終わった。