笑顔こぼれるジッちゃん、笑顔まぶしいバッちゃん

横浜の自宅の隣に住んでいるジッちゃんは、脚はよぼよぼ、顔はシワだらけ、あごは白い不精髭でおおわれている。1997年に僕らより少し早くここに越して来た。当時は定年になったばかりという感じで、まだまだ老いぼれにはほど遠かった。それから14年。時間は確実に体力を奪っていった。
越して5年ほど経った頃に、右脚を痛めた。はたから見ても軽傷と思われた。しかし、意外にも治ることは無く、ずーっとびっこをひいている。このことが老けるのを加速している様に見える。


このジッちゃん、とってもいい人なんだ。
今朝の出勤時もばったり出会ったので、「おはようございます!」と声をかけると、満面の笑みで、「あっ、おはようございます!」と応えてくれた。その笑顔は、ほんとに顔からこぼれそうなんだよ。
バタバタして出勤する自分が、この笑顔でとっても気持ちよく癒されるのを感じる。この笑顔に触れると、普段の余裕のある自分に戻れるんだよなぁ。(^-^)/


駅までの道の途中で、おはようバッちゃんに会うことがある。毎朝ウォーキングをしているんだろう。いつも笑顔で、すれ違う人みんなに「おはようございます!」と声をかける。それに応える人があまりいないことが残念でならない。
僕はと言うと、先に言われる前に言ってしまおうと遠くに見えた時からタイミングを測っている。おはようバッちゃんも早々と僕に気づいて、笑顔になる。そしてすれ違いざま、お互いにおはようございますと挨拶する。この笑顔がまたまぶしいんだよね。よゆうない気分で出勤している駅までの途上で、自分に向けられる笑顔はまぶしいんだよ。とってもね。何だか、余裕の無さを認めさせられている様な気分になる。
だから、このまぶしさに負けない様に、出来れば同じタイミングで、挨拶をすることにしている。


「おはようございます!」実に気持ちいいよね!\(^o^)/