反省!  腹が立って暴言を吐いた(>_<)

久々の接待。お客様一人とcapと、capより年上の営業員の三人で飲んでいた。話題はどうしても仕事の話しになる。途中から営業員の上司である支店長が参加して来た。「あぁ、今日は酔っ払ってます。あっ、初めまして。」そんな風に登場した。


capより年上の営業員が、お客様との会話の中で、capのことを「こいつ」呼ばわりし始め、他のお客様との価格交渉の中で、「こいつに責められ、お客に責められ、大変なんすよ。」と、我に責任在らず的な口調で自分の立場の大変さをアピールした。
capはカチンと来た。俺はあんたを責めたことは無いぞ。それに社内の事業部と金額の落としどころの調整をしているのは俺であり、あんたは何もしてないじゃないか! こんな風に俺のことが話しの引き合いに出されるのは好きじゃない。
「俺はあなたを責めちゃいないよ。」と、反論しておいた。そして、もう一言付け加えた。
「お客様との最前線に立つ営業として、自分の判断で決めるってのは営業の醍醐味でしょ。」


その後も、何だかつまらない話しが進んで、又しても年上の営業員が、「この人はストレートに話して来るから……」と、capのことを言った。
「ったく、俺の事はいいから他の話しをしろよ。」と、苦虫を噛み潰していたら、支店長がcapに向かって、「甘い!」と、言った。


この一言にcapのイライラが激しく反応してしまった。
お前ら、俺のお客様の前で俺のことを話すのはやめろよ。そう、心の中で叫んだ。そして、capの口から思わぬ暴言が飛び出した。
「あまいだと?  俺に説教するのはやめてくれ。年下のくせに!」


これで支店長は黙ってしまった。年上の営業員は、「まぁ、まぁ。」と俺をなだめる。


話題は、「お客様の立場に立って考える。」ということだった。
みんな言うんだ。お客様目線で考えなきゃだめだ。自分はいつもそうしてる。ってね。
でも多くの場合は、独りよがりに過ぎない。
そんなことも分かっていないのか、こいつらは。
支店長の顔には、「俺はちゃんとやっている。」という小市民の自信が浮かんでいた。そして、capを激怒させた「甘い!」発言が出た。


こんな馬鹿な二人と飲みたくない。そんな思いがふつふつと煮えたち、先の暴言につながった。
言った瞬間、脳は悦んでいた。相手を黙らせて喝采していた。
一方で、意識は、しまった、暴言だった。と感じていた。


目の前のcapのお客様は、ずいぶん前から黙っていた。
年上の営業員が遅まきに話題をほかに振り、お客様を無視した社員3人の激論は終わった。
そして、後味悪いままお開きとなった。


capには、謝る気は爪の先ほども無い。
馬鹿な社員二人に対する怒りは、なかなか収まらない。


錦ちゃんで愚痴を聞いてもらおうと行ってみたが、お休みだった。雨だからね。
マンションに戻り、一眠りした。
目覚めた時、怒りは収まっていた。


反省はしている。
自分に謝っている。
まだ未熟者だな。


それにしても、視野の狭い小市民サラリーマンと飲むのはイヤだなぁ。
でも、そんな相手に怒ってしまう自分もとても未熟だ。