心の海を探る:遠藤周作  読了

長い時間をかけてこの本を読み終えた。文庫本の2百ページほどの小刊なのに。


人間って何?  科学って何?  そんなことがテーマの本。
人間が本来持っているアナログな能力、いやいや、生命が持っている基本的能力。そんなことをちょっぴり掘り下げている。


気の話し。例えば、気で歯を治す。


東洋医学と西洋医学の話し。


「噂をすれば影」の不思議に迫る。から少し抜粋すると、
理論物理学者のパウリがユングに言っていることですが、夢は脳の生理と結びついているはずで、そこには生命体の持つ合目的性が入ってくる。
ユングは、「無意識の中にはある種の目的論的な性格がある」という考え方をとっている。「予知する」というのは、いわば無意識の持っている直観的な認識能力のせいだというわけです。

ってなことが書いてあり、capが常日頃から感じている人間や生命の不思議を、大先輩達も感じていたということに共感した。


そしてcapは思う。
僕らは、アナログな能力を持っている。それを意識的に使えないだろうか!


無意識は何かを求めている。
無意識の志向するXがあると考えた方がいい。


無意識の脳と、有意識の脳。
無意識の脳と、感情と心と意識。


死んだら意識はどうなる?
ニアデス体験や生まれ変わりから見えるものは何だ?


これからも、自己観察と自然観察から何かを感じていこう!