横浜ランドマークプラザでランチ

薄暗い洗面室で水のレバーを下げる。流れ出した水を両手ですくい顔を濡らす。汗ばんだ額に冷たい水が心地良い。顔を伏せたまま右手で蛍光灯のスイッチを探る。
蛍光灯が点くまでの数秒の暗闇が好きだ。
暗闇は一瞬の瞬きの後霧散し、あたりは白い光に包まれる。


ジレットの15年前のTモデルで髭を剃る。深剃りに気を付けて、髭の流れを横からあたる。以前は気にしたこともなかったが、皮膚をぞんざいに扱うことでシミが残ることが無いように、洗顔や髭剃りには気を使うようになった。


12時少し過ぎに家を出た。太陽は南中高度を少し過ぎたところで、ギラギラと輝き、その熱線はジリジリと肌を焼く。
昨夜のバドミントンの疲れが残っている上に、睡眠不足の身体にはこの陽射しは辛い。
家にこもって居たいという思いが一瞬よぎる。


駅では、タイミング良く横浜方面行きに乗ることができた。


桜木町駅から動く歩道を歩いてまっすぐランドマークプラザに向かった。

お目当ては豚肉料理の「やまと」。定食の極味膳を注文した。飲み物はオレンジジュース。妻君は生ビール。
角煮とヒレかつと生姜焼きが美味かった。
一つ発見があった。
オレンジジュースはストローではなく、グラスに口を付けて飲むのが良い。舌先から喉元の全ての味覚で味わうことができる。おまけに時間をかけてちびりちびりと飲むことができる。


これからは、アンチストローで行こう!