ダイナミックオーバーシュート   〜Eテレ・サイエンスZEROより〜

陸側のプレート深層が、溜まった歪みを一気に解き放った時に、本来ならその動きを押さえ込む働きをするプレート表層部分が、そのエネルギーを抑えられず大きくはね動く現象。
東日本大震災震源域東の海溝軸付近のプレート表層が、なんと50mも西に動いたらしい。これが、これまでの常識を覆す超巨大津波を引き起こしたということが分かったそうだ。
津波の大きさは最大27mだった。


ところで、海溝軸付近の陸側プレート表層が50mも西に動き、震源部の深層部分が20mも西に動いたために東日本は今でも少しずつ震源方向に引っ張られているらしい。
そして、千葉県沖付近は震源方向ではなく真東に動いているらしい。これは説明のつかない動きのようで、新たな歪が生まれているのかも知れないと言っていた。


さて、必ず起きると言われている東海、東南海、南海の地震だ。
この震源域は南海トラフと呼ばれている海溝に沿っている。そしてここでも東日本と同じように陸側プレートに海側プレートが沈み込んでいる。
つまり、ダイナミックオーバーシュートが起こる可能性があるということ。東日本大震災と同じように、東海、東南海、南海の3連動地震にこのダイナミックオーバーシュートが重なると、宝永大地震を上回る巨大津波が西日本を襲うことになる。


怖いね。


避難対策を十分にして備えないとね。
町内ぐるみで避難訓練をすることをお勧めします。
災害時要援護者の把握もしておかないと。誰が援護するかも決めておかないとね。