脱原発について長男と語り合った

サンデーモーニングを観ていた時、長男から問いかけられた。
「お父さんは、原発反対派なの?」
「そうねぇ、当分の間は運転しなきゃいけないだろうけど、ゆくゆくはそれに代わる手段の発電に変わって欲しいと思ってるよ。」
「ふーん、何かさ、やたら反対する人達がいるよね。よく分からないのにさ。」
「そうだなぁ。だけど、福島で起きた事故はとんでもないし、放射線だってこれまではセシウムばかり注目されてたけど、プルトニウムが45km離れたところで検出されたらしいんだよ。プルトニウムセシウム線量計では検出しないそうなんだよ。セシウムガンマ線プルトニウムアルファ線ベータ線なんだって。だから、本当の汚染状況はまだ完全には分かってないってことなんだよ。これから先大事なことは、具体的な事実を知るってことだと思うよ。それからじゃないのかなぁ、脱原発とか原発依存とか、自分の態度を決めるのは?」


「う〜ん、電気は必要だし、う〜ん、盲目的にとか、ヒステリー的に脱原発って言うのは問題だと思う。」


「ところで、なんで東京湾原発が無いと思う。」
「そりゃあ、首都圏だからでしょ。」
「その通りだと思うよ。ということはさ、万が一ということを考えてのことだということでしょ。つまり絶対安全だとは誰も思ってないってことなんじゃないか?」


「うっ、そうだなぁ。」
「だろっ、それにさ、福島原発の原子炉はもともとアメリカでは欠陥品ってことになってるんだよ。」
「えっ、知らなかった。そうなの?」
アメリアGE社のMARK 1型の欠陥についてかいつまんで話したところで会話は終わった。


長男は具体的な事実をあまり知らないでいたみたいだ。
そいいう意味ではあまり理工系の人間らしくない。
でも、これをきっかけに世の中の真実に目を向けてくれるといい。