TPPには参加した方が良いのかも。農業をいかに保護するか

大前研一の「TPPは国論を二分するほどの問題ではない」という記事を読んで、アメリカ主導にリスクを感じているcapの恐れは少し緩んだ。


グローバルな企業経営に詳しい大前研一氏の論調はとても明快で、TPP参加9カ国と日本のTPP参加の目的や、アメリカのこれまでの自由貿易策の実態を明確に示してくれている。


これによると、アメリカに有利な状況になっても、アメリカの多くの企業は既に競争力を失っており、日本に進出する余力はないということらしい。また、優良な企業は既に海外に出ていて業績も好調だが、アメリカ国内に還元することは無く、従ってアメリカ国内の雇用が確保されることも無いらしい。


もし、書かれている通りだとすると、TPPに参加することに特に大きな問題は無いのかもしれない。問題は農業だけなのかも。
もっと言うと、農業問題を抜きにすれば参加した方が絶対に良いと思う。