3.11から1年

この1年僕らは発災から減災そして復旧→復興というプロセスを見て来た。復興はまだその緒についたばかりで、この先長い時間をかけて歩み続けることになる。
これまで僕は被災地に対して直接的な支援は何も出来ていない。やったことと言えば僅かばかりの義援金だけだ。しかもほんの僅か。
義援金について言えば、僕は日々の生活に困っている方々に直接届く義援金があって欲しいと思う。
インフラの復旧復興に使うのは当然だが、そちらは国費でまかなって貰いたい。義援金は被災者の生活のために使って欲しい。そういう義援金なら惜しみなく寄付したい。


この国の根本的な問題が明るみになったと思う。
それは、男たちが創ってきたこの国の曖昧な意志決定文化の問題。
そして、複雑化した行政組織の問題。


責任者が居ない。誰も判断しない。
失敗すると思いっきり叩かれる。思いっきり叩く。
やばいことからは遠ざかる。
責任感の強い人は要職から外される。


行政組織が複雑で幾つもの部門の承認を得ないと前に進まない。
新たに創設したワンストップで復興支援に当たる復興庁も、実は政府の窓口に過ぎないという実態。
誰も責任を取りたくないから、たくさんの組織が絡む。
なかなか決まらない。決められない。
現場は住民のために不眠不休で復興計画を具体的に立てる。
その苦労が報われない。
そのうち住民の心は離れて行く。


東電は、平気で国民に嘘をつく企業であることがはっきりした。
こんな会社の電気を買わなければならない国民は忸怩たる思いだろうなぁ。


政治家達も無能ぶりを露わにした。
自民党も小沢氏も足を引っ張るだけの存在になり果ててしまった。


変わらなきゃ。
国民が声を上げなきゃ。


どうすれば良い?


3月の休肝日カウンター:5(累計26)