映画(DVD)「ネバーランド」を観て

ジョニーディップとタイタニックのヒロインが主演の映画。
シルビアと4人の子ども達と劇作家ジェームズとの交流を描いた。


ジェームズには妻がある。
シルビアの夫であり子ども達の父親は病気で死んでおり母子家庭だ。シルビアの母親で子ども達のばぁさまが何かと厳しい視線を注ぐ。


妻メアリーと心のすれ違いの生活。劇作家として行き詰まっている時、公園で母子一家に出会う。


世間の常識では許されないジェームズと母子一家との交流が始まる。
世間の目は厳しい。でも世間が思ういやらしさとは無関係でクリーンな関係は続いて行く。


ジェームズの妻は他の男に走る。
シルビアのばぁさまはジェームズを遠ざけようとする。
子ども達はジェームズおじさんが大好きになる。でも、自分達の父親ではなく母シルビアを幸せにするのはジェームズではないと思ったり、逆だったりする。
ジェームズは信じることの大切さを子供たちに教える。
シルビアは子供たちに母の愛をふり注ぐ。


シルビアが夫の命を奪った病気に罹ってしまう。
命はどんどん消耗してゆく。
シルビアの命の灯が消えるまで登場人物たちの心の動きが丁寧に描かれてとても切なかった。


許されない恋だが、こういうのは許して良いのではないか?
そう問いかけられている気がした。


エンディングロールのピアノが美しかった。


(人物名は間違っているかも)