ニュース「LNG価格が急上昇」について考えた

火力発電用燃料や都市ガス用のLNG価格が急上昇しているらしい。
これは我々の電気料金の値上げにつながる悪いニュースだ。

あまりなじみの無い言葉だけど、LNGスポット(随時取引)市場なるものがあって、実際の需給バランスを敏感に映し出す市場らしいが、日本はこの市場で調達しているらしい。震災前から比べると2倍にもなってるそうだ。
この価格はアメリカの天然ガス価格に比べるとなんと7倍にもなるんだって。

そのアメリカとの比較が妥当なものなのかどうかは分からないけど、それにしてもひどい。
完全に足元を見られてる。
このままでは電気料金の値上げがずーっと続くんじゃないかって心配になるよね。
ここまで上がる前に手を打てなかったんだろうか。
ハードネゴのチャンスは無かったんだろうか?
日本の商社達は何をしてたんだろう?
電力会社が直接購入するんだろうか?
疑問は尽きない。


このスポット市場というのは困っている人から金を巻き上げるという悪しき市場だよね。
グローバル視点で言うと、日本は先進国だし金持ちという見られ方をしてるんだろうな。
だからこのスポット市場で日本が気の毒だと思う関係者はいないんだろう。


アメリカで商品化され流通し始めたシェールガスを日本が購入できるのは2016年以降だし、日揮が低品質石炭を活用して作る安い(日本向けLNGスポット価格の3〜5割安い)液化燃料の供給も2015年以降とのこと。


LNGの調達価格を下げる妙案は無いものかなぁ。
例えば韓国に買って貰うとか、、、
だめだろうな。


LNGの需要を減らすしか無いかもね。
どういうことかというと、
2015年度末まで必要最小限で原発を期限付き再稼動する。
コークス発電を国策として増やす。
地熱発電開発を国策として加速する。
もちろん、個人の太陽光発電導入を国策として支援し拡大する。
風力発電を拡大する。
再生可能エネルギー発電を導入する企業を国策として支援する。免税など。
スマートシティ化を国策として加速する。


などと考えてみた。