京都プチ旅(2)

2日目。朝食は二条駅前のコメダ珈琲と決めていた。ダブルローストにトーストとゆで卵。
神泉苑、二条城、高松神明社と歩き御所へ向かった。
途中、「390」という大きく書かれた数字が目を引くお好み焼き屋で小腹を満たすことにした。
生小ビールと390円のお好み焼きを二人前注文。山芋が入ったちゃんとした味だったよ〜。


御所には厳島神社の入り口から入った。厳島神社はこれを崇めた清盛が大変な出世を遂げたことから武家によって全国各地に建立されたらしい。

御所の広さにはただただあんぐり。小砂利の上を革靴で歩くのはつらく、木立の中をひたすら北へ歩いた。


ついに御所を出るとそこは今出川通り。こじんまりとした同志社大正門横を北に上ると相国寺が見えてきた。
足利時代の政治の中心かな。
運の良いことに今月4日までという法堂(はっとう)の開陳を体験できた。
法堂の天井には有名な八方睨みの鳴き龍が描かれており、その巨大さと見る場所によって変化する形相とで観る者を圧倒する。


二人は何回も何回も手を叩いて鳴き龍を鳴かせた。
法堂内のあちこちで反射した音の波が合わさって幾つもの山と谷を作って僕らの耳に入ってくる。それがびらびらと微妙に震える余韻を残す。これが人の心を打つ仕組みだ。


泉明という湯殿も開陳されていた。


相国寺を出て、道に迷いながら下鴨神社を目指した。鴨川河畔を歩く途上で細君の足が疲労を訴える。
もう少しだもう少しだと励ましながら下鴨神社手前の有名なみたらしだんご屋にたどり着いた。
加茂みたらし茶屋。
修学旅行の中学生のグループなどで店内は満員。二人は運良く外の席に座ることができた。
みたらしだんごの甘さとわらび餅の清涼感とで疲れが癒された〜。
不思議なことに細君の足も復活したのだ〜


下鴨神社の佇まいは訪れる者にパワーを与えてくれる気がする。
さざれ石もあり、我ら日本人のDNAに何らかの刺激を与えてくれている様な、、、


今日の終わりに銀閣寺に行かねばと心を奮い立たせるも、もう歩けんばいと二人の足が言う。だからタクシーに乗った〜。