京都プチ旅(3)

銀閣寺参道は太宰府天満宮のように沢山の店が軒を並べており、大勢でごった返していた。さすがに人気スポットだね。
境内の山を少し登ると京都市内を一望でき、足利時代の栄華を偲ばせる。


少しだけ哲学の道を歩いた後、バスで祇園に向かった。
バスを下りるとすぐに八坂神社が目に入る。疲労感より貪欲な観光心が勝って、何の躊躇いもなく神社への階段を上った。
円山公園の池のほとりで腰をかけ少しのんびりとした。


四条通りの雑踏を大橋へ向かって歩くと花見小路の時代がかった雰囲気に目が止まった。細君が行ってみたいと言うので、ならば行こうと歩を進めた。ホコ天にすればいいのにと思うほど大勢の中をベンツが突き進んで行く。あぁ、ここも高級車ほど危ない運転をするんやなと嫌な気分になった。


雑踏を避けて小路に入るとそこは料亭街というかなんというか、こざっぱりとした町並み。表札にお茶屋と書いてあるものもある。気付くと、立派なカメラを持った人や外人が何かの出現を待ってる様子。ん?この人たち、まさかパパラッチかぁ?なんてバカなことを思ってると、細君がこれはきっとあれだよ。とわけのわからんことを言う。はぁ? ほらぁ、えぇと、あれだよ舞妓さんだよ。あっ、そうかと腑に落ちた。
だよね、ここは祇園じゃん。
というわけで、我らもしばらく待つことにした。
30分ほどたっても現れぬのにしびれを切らしたところに、東から芸妓さんが登場。
その5分後、ついに舞妓はんが北の小路から現れた。


慌てて写真をパチリとし、しばし興奮してた。すごく得した気分になった。
小市民やなぁ。