溺楽症候群

楽しいことには目がないcap。
博多に来て5年が経ち、この地に慣れたせいか生活に緊張感がなく、ちゃんと生活しているつもりだけど、心に隙間があるように感じる様になった。


なぜそういう隙間ができるんだろう。
この隙間はひどい悪影響を及ぼす。
生活のルーチンまでは破壊されないけど、甘い誘惑に負けやすくなる。
錦ちゃんに行くと、ついついもう一杯とおかわりをしてしまう。
そして限度を超えて飲み過ぎてしまう。


馴染みの客がやってくると、それに付き合って更に飲む。
睡魔に抗うことができずに屋台に突っ伏して寝てしまう。
起きて家に向かうも公園の中でばったりと倒れて寝てしまう。
お陰でメガネを無くした。
何とかマンションに辿り着いても、廊下ですっぽんぽんで寝てしまう。
寝てる間に食器棚を落として茶碗を割ってしまった。有田土産のお気に入りの茶碗だったのに。
破片が飛び散った中で寝返りを打ち脇腹に怪我を負った。
朝起きれずに午前休暇にしたこともあった。


こんな自分に出会ったのは初めてだ。
まったく、何やってんだ。馬鹿じゃないか。


以前の自分なら自分を卑下して嫌悪感に苛まれるところだ。
そして何日も自分を責める。やる気を無くしたり、明るさを無くしたりしてしまう。脱力感に覆われて駄目な人に成ってしまう。


でも、今は成長したので自分を長く責めないでいられるようになった。
自分を攻めるより早く立ち直る方が大切だと知っている。
パチンと両手を打ち鳴らして、前向きに進み始める。


自分にはこういう一面が有るのを知っている。
楽しいことを追い求める余りに、自分を見失ってしまう。
楽しみの有る方に進んでしまう。普段は理性が一線を越えさせないのに易々と越えてしまう。
そして情けなくてだらしない姿を晒してしまう。
反省するのにすぐに繰り返してしまう。
こうなるとなかなかこの状態から脱出出来ない。
楽しみの有る方に進んでしまう。そして理性のコントロールを失う。
幸いにも、淫らには走らない。怒りにも走らない。


自分のこういう状態を「溺楽症候群」と呼ぶことにした。


今回は1ヵ月余りの長きに渡って溺楽症候群に陥っていた。
そして1週間前に立ち直った。


溺楽症候群に陥らない様にするのは難しい。心の隙間がいつできるかは意識できないから。
対策は二つ有る。
まず、行動を律することで隙間ができるきっかけを無くしてしまう。
それは、酒を飲み過ぎないこと。それから、休刊日の様に休楽日を設ける。


次に、万が一溺楽症候群を発症したら、、、
どうしようかな。
早くその事に気付くことが大事だな。
周りの皆さんにも協力してもらって、もし気付いてくれたなら、「ほら、溺楽症候群に成るよ!」と注意してもらうことにしよう!


皆様のご協力に期待しております!