中国の反日デモなどなど

尖閣諸島の領有権を巡り日中関係がかなり悪くなって来た。
政府同士でも、APECでの立ち話で胡錦濤が野田に国有化を止めるよう求めたのに対し、これを無視する形で国有化を進めた為に、中国内の不満分子が反日デモを過激化した。
中国政府は、野田が期待に応えなかったことで態度を硬化させ、反日デモを容認し、むしろ煽るような姿勢を見せた。
反日デモは暴徒化し、日系の百貨店などを襲撃略奪した。日本人にも怪我人が出た。


今日が満州事変の発端となった柳条湖事件の日で、反日デモの山場となると予想されている。
1000隻の漁船が尖閣諸島に向かっているという情報もある。
既に海洋監視船と漁業監視船が合わせて10隻、接続水域内に入ったらしい。


中国政府は、なぜ暴徒や略奪を鎮圧しないのか?
これは世界中の恥だと思うのだが。


中国政府は、なぜ1000隻の漁船の出航を阻止しなかったのか?
可能だったはずだ。
世界中は、中国の警察機能を疑問視すると思うのだが。


日本政府は、なぜTOP会談を持ちかけないのか?
こういう時は、TOP同士が顔を突き合わせて対応を協議模索するべきだろう。


日本人は、もっと中国人を信頼すべきなんだろうか?
個人としての中国人はこんなに過激ではないのに、集団になると過激になるという不信感を拭い切れない。


日本政府は何を狙っていたのか?


日本政府には外交活動する度量と度胸が無いのか?
遠く離れていて毅然としていることに何の意味があるというのか?
少なくとも外務大臣が、副総理が乗り込んで毅然とし、気品を保ち、大局観を持って交渉すべきだろう!


現時点でこの日本政府にはがっかりだ。
しかし、これから1ヶ月後には評価が変わっているかも知れない。
日本政府の狙いが分からないと評価できない。


中国は尖閣諸島を軍事的側面からその領有権を欲しがっているらしい。


ということは、日本としては絶対にこれを死守せねばならない。
あまり気張らずに、これまで通り先送り先送りで良いではないか。
軍事力で解決してはいけない。