保険について

自分の生命保険が10年という区切りを迎えるというのと、誕生月の1月(55歳)が迫って来たということで、生命保険会社的には更新契約のタイミングらしく、このところ外交員の営業攻勢が激しい。
東京の外交員は、わざわざ博多まで出張して来て月々の保険料が約3万円という掛け捨ての生涯医療保険を提案してくれた。
福岡の外交員もいろいろと提案してくれている。


妻君に相談したところ、残り二人の子供の独立までは、いざという時の後ろ盾が欲しいと言う。


じゃあ死亡保険も必要なんだなと思ったんだが、保険外交員に相談したところ、65歳まで1千万の保険料が約1万円だと言う。


向こう10年間で120万円も支払うことになる。これってなんかおかしい。
そう感じて、生まれて初めて保険について真剣に考えてみた。
そして辿り着いた答えはこうだ。


掛け捨ての共済型保険で十分だ。


僕らの生命を脅かすリスクは、自然災害・交通事故などの不慮の事故、いわゆる「災害」と、「病気」だ。
「災害」は誰にでも降りかかるリスクで、「病気」は個人差のあるリスクと言える。
だから、災害保険に加入する人は多い。加入する人が多いが実際に保険金を支払うことも多くないから保険料は安い。
共済型保険なら災害時死亡保険がついていて更にケガ病気に関係無く入院補償が付いている。そして希望すれば先進医療補償やガン診断一時金もたったの百円程度というような安さで付加することが出来る。
この先進医療補償やガン診断一時金を格安で付加できるのも、支払われる保険金の額が少ないのと加入者が多いからということなんだろう。それと、実際に保険金を支払うケースが何万人に一人というような割合でしか発生しないってことらしい。条件に当てはまらないことの方が多いということなのかな?
ということは、保険の意味が無いってことだよね。


災害に遭遇するリスクは小さい。
大病にかかっても保険金が支払われるとは限らない。
そんなことなら多くのお金を保険に注ぎ込むのはいかがなものかと思う。


そんなこと言ったって、先のことは分からないじゃないか。突然大病にかかったり、事故に巻き込まれたりするもんだろう。


確かにその通り。災害や事故はね。
打けど、災害や事故にあう確率は普段の心がけ次第でほとんどゼロにすることが出来るんですよ。
歩行者信号待ちの時は少なくとも3m以上下がった位置に立つとか、渡り始める時は青であっても左右確認を怠らないとか、飲酒運転はしないとか無駄にスピードを上げないとかね。
それから、災害の少ない所に住むとか。


では、病気はどうでしょう。