TPPについて

資本主義経済ってやつは、欧米の先進国が持ち込んだ偽善に満ちた独り善がりの経済だ。
強い者が勝ち残る生存競争経済だ。
と、過激に言ってみる。


しかし、実際には弱い者達が大勢いて、強い者を支えている。生存競争と言っても、実は弱者も生きて行けている。
それは、完璧な自由資本主義には落ちてないから。
実は弱者は法律で守られている。そして、経済強者は、実は多額の税金を納めてその金の一部で弱者も恩恵を受けている。
貿易に弱い業種は関税という手段で守られて来た。
欧米の先進国や日本などは、社会福祉を充実させる時間的余裕が有った。だから貧富の差があっても弱者は何とか生きて行くことができる。最近ではそうでもない人々が増えているけど、、、


日本を含む先進国以外の国々では何が起きているか、最近のニュースなどで明らかなように、中国や韓国、東南アジア諸国、インド、ブラジル、ロシアと見ていくと、例外なく貧富格差拡大が凄まじいし、食うに困っている人々がめちゃくちゃ多い。アフリカ諸国もこれからそうなって行く。
なぜ彼らの国では、凄まじい貧富差が生まれたんだろう。
それは、法整備や社会福祉制度の充実化を進める時間が全く無いと言っていいほど、経済発展のスピードが激しいからだと思う。


これらの国では環境汚染も酷いことになってる。
かつての日本より酷い。
日本を含む先進国は、これら経済発展の中で苦しむ新興国の環境汚染対策や、社会福祉制度の整備や法整備にこそ、力を貸す義務があるのではないかと思う。


さて、TPP。
これは参加国間では関税を撤廃して自由な貿易を進めようというもの。

国内の弱い産業が酷い目に会うことは間違いないでしょう。

今の弱者はもっともっと弱くなるかも知れない。

人の幸せって何ですか?
競争してお金持ちになることですか?
一般市民の幸せはとても慎ましいもので、衣食住に困らずに暮らして行けることなんだと思う。


TPPはそういう慎ましい幸せをたくさん壊すかも知れないね。