脳の血管の皮は薄いらしい

NHKの病の起源・脳卒中編を観て「怖い」と思いましたね。
なんでも、人間の脳を駆け巡る血管の皮は他の血管のそれよりかなり薄いそうです。
それは、二足歩行により手が自由になり道具を使うから作るようになり、それに伴って手の指を繊細にコントロールできるようになり、その動きを支える脳が巨大化し、身体全体の運動を司る運動野と呼ばれる部位が大きくなったそうで、そこに血液を供給する血管が特に傷付き易いのだとか。


薄皮の管に激しく血液が流れるとちょっとした傷で滞留が起こり微小動脈瘤(血液による血管の膨らみ)ができ、ただでさえ薄い皮がさらに薄くなる。
そういう状況になったところへ血圧が上がった血流がやってくると、皮を突き破ってしまう。これが脳卒中だそうです。
脳卒中になると身体の半分が不自由になるというのは、この運動野に血液が行かなくなるからなんです。


人間全てが脳卒中のリスクを抱えているのかと思ったら、アフリカのピグミー族はそうではないらしい。
なぜかというと、高齢になっても血圧が上がらないとのこと。
日本人は五十代で最高血圧が130以上になるのが普通らしい。


6万年前に人類はアフリカを出てヨーロッパやアジアに広がっていったんだけど、その過程で塩に巡り会ったことが血圧を上げることになったらしい。


塩分控えめにして血圧の上昇を抑えないとね。


ほかにも、肉や脂肪の摂り過ぎで首の動脈がコレステロールで目詰まりして、脳に血液が行かなくなるタイプの脳卒中も増えているらしい。


塩分控えめ、焼肉控えめ、
そういう枯れた食事に切り替えなきゃ。
でも、枯れた食事と言ってしまうのは大間違い。
美味いものは沢山あるから、焼肉の回数を減らしたって大丈夫。


運動する人は、しない人に比べて脳卒中リスクは相当下がるらしいから、これを読んだ人は長生きのために運動してくださいね〜。