11月17日 深耶馬渓ハイキング三日目

耶馬渓ハイキング三日目
朝9時に華じ花を出発。ご主人とパチリ。

今日は宇戸渓谷の奇岩と紅葉をじっくり見て、その後は玖珠の豊後森駅へ歩き日田に移動して豆田町のoliveに立ち寄って博多に戻るという予定。
朝のTVの天気予報で9時と15時に雨が降ると言っていた。
実際、その通りになった。
華じ花を出てすぐに雨が降り出した。
木陰でバックパックに雨カバーをかけ簡単な雨合羽を羽織った。
幸い緩い降りでハイキングそのものに影響は無かった。

ここの紅葉も素晴らしかった。渓谷沿いの道も広く、しかも観光客は少なく、じっくり奇岩と紅葉を楽しむことができた。





自分より年上と思われる10人程の団体が追い越して行った。
形は立派なハイカーだが、形だけで自然の楽しみ方を知らない人達に見えた。

宇戸渓谷を過ぎてしばらく進み国道387に出た所でようやくスマホの電波圏内になった。
丸二日間電波の無い生活をしたことになる。
困ることは無かったが、家族や仲間と連絡が取れないというのは少し不安だった。

豊後森駅向かう途中で嫌な光景を見た。
車が遠くにあるのを確認した老婆が片道一車線の国道387を横断し始めた。
歩みは遅く、車がどんどん近くなる。先頭のワゴン車があまりスピードを落とすことなくぐんぐん近づいて行く。老婆は急ぎたくても急げない身体であることは明らかだった。
そのワゴン車は老婆の直前で威嚇するように停車し、あげくクラクションを鳴らした。
なんて奴だ。県外者かとナンバープレートを見ると大分だった。地元じゃないか。
ひどいことをするもんだ。老婆はむろん無事だったが、心は傷付いたはず。
弱い者を虐める未熟者め。

豊後森駅で今最も有名な列車「七つ星」に遭遇した。


日田のoliveでゆったりとした時間を過ごし、高速バスで博多に戻った。

あぁ、なんて密度の濃い時間だったんだろう。
一人旅の気ままな旅は、自然の一部になった気のする時間を含み、気さくな人々との気さくな会話に癒され、貴重な経験になった気がする。