5月24日 宝満山キャンプ

20140524Sat宝満山キャンプ
驚いたことに常連が数人いた。
彼らは狭いキャンプ場を我が物顔で歩き回り、一つしかないテーブルを独占し、夜はそこで宴会をやり、大きな声で話し、9時を過ぎても宴たけなわで、10時でようやく終わり、一人などはテントに戻ってからラジオを点け、という具合に傍若無人の振る舞いだった。
彼らは皆人生のベテランであり、キャンパーとしてもベテランと見えた。そんな人達のキャンプマナー無視ぶりにおおいに落胆してしまった。

この日は初めてソロテントでキャンプするという体験ツアーの女性8人もいた。残念なことにそのうちのリーダーであるツアー会社の女性二人が、常連達と一緒になって騒いでいた。

とまあ残念なシチュエーションとなりましたが、それなりに楽しんだ。
日没を見ようとキャンプ場から2回も山頂に登ったり、テント内で寒さ対策の仕掛けをしたり、スナップえんどうをつまみにワインを飲んだり、翌日の行程をあれこれ考えたり。

そういえば、山頂で一人夕日を眺めていた時、足下10mほどのブッシュからイタチらしき四つ足が現れ、目が合った途端にブッシュに消えた。

ほかに青大将らしき蛇を二匹、小さい蛇を一匹、トカゲを二匹、多数の虫を見かけた。

生命溢れる自然と一つになれる感覚が嬉しい。

翌朝はカッコウが鳴く前に目覚め、濃霧というか雲の中というか、ご来光は望むべくもなかったが一人山頂に登り白一色の世界を味わった。
寒さ対策は効果があった。今回は睡眠不足とは無縁だった。

朝ラーを食べ終えテントの片付けを始めようとした頃、例の8人の女性の一人が話しかけて来た。
capの簡易組立式テーブルにしきりに感心していた。そして15kg程度の荷物が40リットルのバックパックに収まる様子に、ほーとか、へーとか、なるほど〜とか感心されっ放しだった。
そして、昨夜の常連達の傍若無人ぶりに、有り得ない、もう二度と来ないなどと憤っていた。
また、いろいろと山情報を教えてくれた。

大根地山に登る予定を変更して、愛嶽経由で竃神社に下りた。神社は護摩焚き祭事で賑わっていた。

大相撲千秋楽のこの日、稀勢の里の初優勝を見届けようと15時過ぎにマンションに帰った。
甲斐なく優勝は白鵬。残念。