身体が切り替わる

昨日、久々にバドミントンを楽しんだ。横浜で。


いつもの様にストレッチを入念にやる。
身体の節々や筋肉を十分に伸ばした後で、基本ストロークに入る。
いつもドロップショット、ドライブ、プッシュ、クリア、ヘアピン、スマッシュの順で、身体を慣らしていく。一汗かく。


次にゲーム練習に移る。21点ラリーポイントのダブルスゲーム。
これで、身体の循環器系が悲鳴を上げる。肺は次々に新しい空気を欲しがり、心臓は、急激な代謝のスピードアップに追い付こうと普段の倍以上の拍動を続ける。
大きく開いた口は、肺と連動して冷たい外気を吸い込み、温まった二酸化炭素を吐き出す。眉間にしわが寄り、表情が険しくなる。


体育館を一歩外に出ると、夜の冷えた外気が身体全体を包み込む。ペットボトルの水を一気に飲む。食道を胃へと流れ落ちる冷水が心地良い。


しばらく休んでいると、次のゲームやりますよ〜と、声が掛かる。
体育館に戻る。もわっとした暑い空気に包まれ、身体が無意識のうちに身構える。


ゲームをやる。またしても循環器系が悲鳴を上げる。
腹筋が痛くなる。
ゲームが終わり体育館の外に出る。一人休む。
なんで、他のメンバーは外に出ないで平気なんだろう。
ぼんやりと、そんな事を考える。


またゲームに呼ばれる。


1時間過ぎたあたりで、不思議な事が起こる。
ゲーム後の苦しさが軽くなるんだ。循環器系の回復が劇的に速くなる。というか、激しい有酸素運動に身体が順応するんだろう。1ゲーム当たりの疲労度が小さくなった様な感じだ。
これを僕は「身体の切替わり」と呼んでいる。


九州に単身赴任するまでは感じたことが無かった。毎週2回はバドミントンをやっていたからね。多分、切替わりは起きていたんだと思うけど、それに気づくことは無かった。おそらく、切替わりにかかる時間がとても短かったんだと思う。


今では、たまに横浜に帰った時だけやるバドミントン。
身体がバドミントン身体に戻るのに時間がかかる様になった。